両親の心地よい生活、私の心地よい生活。

皆様こんにちは!

ブログをご覧いただきありがとうございます✨

 

この年末年始、ほぼ毎日実家に通っておりました。

90代の両親のごはんです。

 

私は現在は実家から1時間程度の場所に別居しています。

親戚からは、同居して面倒みてあげればよい、

せめて近隣に引っ越しする気はないのか?

というようなことをほのめかされました。

しかし、複雑な心境です。

今までどおり暮らしたい両親と、

両親の価値観には同調できず、

反面教師として暮らしている私です。

 

父のごはんと、母のごはんは別メニューです。

母は食事制限が必要で、

いつもは1日1食は塩分やたんぱく質が調整された

お弁当を投入しているのですが、

年末年始はお弁当もお休み。

病院もお休み。

いつも頼りにさせていただいているケアマネさんもお休み。

デイサービスもお休み。

相変わらず母はぱんぱんにむくんでいるので、

年末年始は私が食の調整役をすることにしました。

 

日々通うことで食生活の実態を知り、

「塩分」を調整するためのそもそもの知識がないこと、

(菓子パンや化学調味料の粉末だしは塩分がないと思っていたらしい)

また、曖昧な表現では伝わっていなかった、

ということがわかってきました。

おかずを小分けにした1食分ずつおかずセットを作り冷蔵庫に入れ、

1日分のメニューを書いて、

冷蔵庫に貼った私。

それによってわかったのは、

お弁当以外はいまだに塩分の多かった食生活。

セットしたおかずパックを見て、

小分けした1回分のポン酢、ふりかけの量を見て、

今までの半分もない、とご不満の様子。

 

1食くらい普通に食べても、

後で少なくすればいいと思っていたようです。

しかし、もともと北国出身の母の味付けは濃いです。

母にとっての「ちょっと」は、

「今までより少ない」なのです。

毎月の血液検査の前日にすき焼き(一口ではなく)

食べた、と聞いた時には

一生懸命調べて塩分にタンパク質にと

計算している自分に虚しさすら覚えました。

 

母の「塩分とってない」という言葉を信じてしまって、

なかなか数値がよくならないね、

と言ってる場合ではなかったのです。

 

両親も同居を希望しています。

しかし、

自分たち(両親)の生活価値観に子供(私)が

同調することが当たり前であって、

私から食事を管理されることも、

掃除をされることも、

片付けをされることも、

うるさく感じているようです。

 

冷蔵庫のかなりの面積を陣取っていた

大量のヤクルトやミルミル、

処分しました。

時には常温でテーブルに置かれたままだったり、

しかも1か月以上賞味期限切れ。

母の主張は

「ヤクルトさん(宅配のヤクルトレディさん)は

常温でも、賞味期限切れても大丈夫って言ってたのに、

捨てるなんて・・・」

 

もうチカラ尽きているだろう乳酸菌、

飲まなくてもよくないか???

もうすぐ賞味期限切れになる予備軍も

たくさんいるぞよ。

 

上記のような傾向は昔からですが、

年齢の影響もあるのか、さらに強化されている。

一事が万事、年末年始はこのようなやりとりが繰り広げられました。

 

両親はもう90代です。

段差も多い実家です。

70代になった頃あたりから、

段差のない、設備の整った賃貸を借りて

引っ越ししたらどうか?

と私が転居先を探してきても、

「大丈夫だから」

「引っ越ししたくない」

と拒否られてきました。

現状維持がいい、と思う気持ちもわかりつつ、

築50年を超えた家屋。

どこからくるんだろう、その自信😅

と突っ込みたくなる私です。

 

両親にとっての「心地よい」と

私にとっての「心地よい」は違うのだ、

と頭ではわかってみたところで、

そばで見ていると感情がついていきません。

聞き流す、とか

割り切って、とか

ある程度の距離感があれば、多少はオトナの対応ができます。

そして、同居はしたくないなあ、と思うのデス。

 

とりあえずこの年末年始は乗り切りました。

二人とも今まで大病やケガもなく

生活できていることは非常にありがたいことです。

来週は新たに得たこの実態情報を踏まえて、

病院の先生と、ケアマネさんとの相談が始まります。

 

自分の老後についても、

これでまたずいぶん知識がつきそうです。

 

それでは、また~。