【感想】かっこよすぎ!『不格好経営』 南場智子 著

皆様こんにちは!

ブログをご覧いただきありがとうございます✨

 

ビジネス書の類って、

読むと知見が広がるというか、

自分が課題だと感じているところについて、

解決策としてヒントにしてみよう、

と思う部分があったりするのですが、

こちらは読み始めたしょっぱなから

ぼこぼこに打ちのめされてしまった類まれなる本。

それが

不格好経営 チームDeNAの挑戦』南場智子

です。

 

読んでみようか、と思ったきっかけは、

YouTube動画です。

南場氏のお話しが機知に富んでテンポがよくて、

脳内がぐるぐる回るような刺激をうけました。

そのYouTube動画も、最初から検索してみた動画ではなく、

YouTubeを流しっぱなしにしている中

流れてきたもので、ホントになんとなくがきっかけです。

 

南場氏のお名前を初めて伺ったのは、10年くらい前でしょうか。

出口治明氏(当時はライフネット生命社長)追っかけーズのおひとりがDeNAの方で、DeNA社長を退任された南場氏のことを熱く語っていらしたのです。

 

出口治明氏追っかけーズについてはこちらの中盤をご参照ください

rikochang.hatenablog.com

 

私も当時は某社の会社員でしたが、社長は遠い存在であって、

パーソナリティなんて全く想像できませんでした。

それなのに、南場氏への熱い思いを語る20代後半から30代前半の男性に、驚きを覚えました。

 

YouTube拝見して、チャーミングなお人柄にちょっと納得しました。

そして、そこでこちらの本の話もでていたので、

早速本屋に行って手に取りました。

 

長い前置きですスミマセン。

本書、失敗のフルコースだった、とのことですが、

うがった見方をすれば、自慢話のようにも見えます。

失敗したときにつながれる、

人脈が違うのです。

◯ニーの社長の電話番号も、

◯前研一氏の連絡先も、

私のアドレス帳にはありません。

 

それまで、人並み以上の、

むしろ全力で努力をされてきた結果、ということもあるのでしょうが、

そもそもの遺伝子が違う、と思いました。

本書の言葉を額面通りに受け取るのであれば、たいした努力をせずに、県下トップの高校に進学されるとか、

やればできる、とかいう問題ではなくて、

やらなくてもできるレベルが自分とは違いすぎました。

(あるいは、努力した、という言葉を使うレベルが違うのかもしれませんが)

そして、土壇場での胆力、話力、行動力。

ある意味、残酷な現実をつきつけられました。

うまく言葉にできませんが、

やりたいことに向かって邁進されている人は、

この本を手に取って読んでいないかもしれませんし、

もし読んだとしても、

私のように落ち込むのではなく、

むしろアドレナリンが放出されるのかもしれません。

 

私はこの本を読んで、

やりたいこともはっきり決められない今の自分なら、

就職しよう、と思いました。

起業したいと思いながら、

「就職」がちらつく自分。

もやっとしていたものが、すっきりしました。

 

「経営」「起業」などと一言でいっても、

目指すもの、規模などによってやることは変わってくるとは思いますし、

経営スタイルも様々だと思います。

何が正解とかないし。

これは、南場氏のパーソナリティがあってこそ、

築き上げられた一つの経営手法、だと思いました。

 

比べるのもおこがましいのですが、

住む世界が違いすぎて

一時は落ち込んだものの、

この本を読んだことによって、

就職活動という行動を始めることができましたし、

人と比較してしまう自分にも気づきましたし、

自分は自分のパーソナリティにあった方法を見つけよう、と思いました。

そう、まだ、起業をあきらめたわけではないのです。

何で起業するかが決められなかったのであって、

起業する、ということは決めているのです。

今は書くことが失敗談ばかりなのですが😅

 

本書は2013年に初刷りされてから現在16刷り。

テンポよく読めるので、

ビジネス書というくくりではなく、

一度読んでみると面白いかと思います。

 

不格好なんてとんでもない。

かっこよすぎだぜ南場様!!!

 

それでは、また~。